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ティンバーフレーム

ティンバーフレームとは、大きい無垢の角ログを使った柱・梁・トラス・方杖で1つのフレームを形成し、そのフレーム同士を繋ぐ梁と方杖で構成された木骨造の角ログ住宅です。 元々は、中世ヨーロッパ各地で盛んに使われていた木造軸組み構法で、北米に移住した開拓移民の手によって改良されてできたのが、現在のティンバーフレームとなっています。

日本で馴染みの少ないティンバーフレームは、在来軸組工法で造るポスト&ビームと間違えられることがありますが、設計デザインの制限となる筋交いや耐力壁を一切使用しないため、 厳密には伝統工法の「木造軸組み構法」に似た「方杖フレーム構法」となります。

通常のログハウスより建築制限がない事に加えて、高級家具のような質感を兼ね揃えているため、都市型住宅としても選ばれております。

ティンバーフレームのトラス

ティンバーフレームの歴史

ティンバーフレームの生い立ち

ティンバーフレームは、12世紀以降のイギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スイス、デンマーク、ポーランドなど森林資源が豊かな国で盛んに使われていた木造建築構法のひとつです。 当時のティンバーフレームは、「ハーフティンバー」といって、外側の柱が外部に露出し、その柱と柱の間の外壁を、レンガや漆喰(しっくい)で造る方法でした。
しかし、柱が外に露出する構造のため、柱と外壁の間に隙間が生じやすく、寒冷地向きではありませんでした。このハーフティンバーの歴史は古く、紀元79年以上前にはローマで使用されていた技術でした。

ハーフティンバー

ティンバーフレームの継承と改良

16世紀以降、ヨーロッパ各地から新大陸アメリカに移住した職人によって、ティンバーフレームでの住宅や教会などの建築が行われました。 ヨーロッパでの短材を主に使用した工法から、太くて長い木材へと移り変わったことで、より大きな空間を生み出す技術へと発展しました。
また、ハーフティンバーの弱点であった柱と外壁の隙間は、骨組みの外側に外壁を造ることで隙間を無くし、断熱性と気密性が格段と向上したため、 アメリカの寒い冬でも快適にな暮らしが出来るようになりました。

開拓時代のティンバーフレーム

ティンバーフレームの衰退と復興

ティンバーフレームは、アメリカで20世紀初めまで繁栄していましたが、やがて安い釘、多量の製材の出現により、大きな角材と高い技術力の必要がない、 安くて早い大量生産である「スタッド工法」のツーバイフォー(2x4in.)とツーバイシックス(2x6in.)に押され、ついに衰退してしまいました。
しかし、1970年代に入ると、スタッド工法の品質に疑問を持ったニューイングランド地方の職人たちは、高品質で美しく、時を経ても尚失う事のない魂のあるログハウス住宅を求め、 ティンバーフレームの研究と復興活動を始めました。この復興に大きく貢献したとされるのが、Steve Chappell、Jack Sobon、そしてTedd Bensonの研究内容だと言われています。

現在のティンバーフレーム

ティンバーフレームの特長


快適性を追及した住むログハウス

ティンバーフレームは、構造材(フレーム)がそのまま家の内部に露出しているので、丸太組み構法のログハウスのような木の質感や醍醐味を味わえます。 美観を損なわないよう、錆びやすい釘や金物を一切使用せず、代わりにペグ(木栓)を使うことで、高級家具のような容姿も魅せてくれます。 また、筋交いや耐力壁を必要としない為、ポスト&ビームのようにデザインの制限が少なく、より自由な設計が可能なのもティンバーフレームの特徴です。

ティンバーフレームの柱

高い強度と木目の美しいオーク材

構造材には、厳選された北米産のオーク材を使用しています。オーク材は、一般住宅に使用されるマツ材などと比較すると2倍以上の強度があります。 また、オーク材の耐久性に加えて装飾性も高いため、家具やワイン樽、お店のフローリングにもよく使われる高級木材です。

ティンバーフレームの方杖

歴史が証明した耐久性200年

北米には、200年以上前に建てられたティンバーフレームが、今も有効活用されています。写真の古民家(The Fairbanks House)は、アメリカで最も古いティンバーフレームで、 1630年代後半から1640年代前半に建てられたとされています。また、ヨーロッパ(特にドイツ)にも、16世紀以前に建てられたハーフティンバーが数多く現存しており、最も古い建物では13世紀に建てられた家も文化財として保存されています。

フェアーバンクス

究極の外断熱工法でいつでも快適

断熱材には、壁内結露ゼロの透湿性断熱材EPSを採用しているため、高い断熱性と気密性を可能にしました。北海道の冬でもFFストーブ1台で暖かく過ごせ、夏もエアコン1台でいつも涼しく快適に過ごせます。

ティンバーフレームの暖炉

自然に優しいサステナブルハウス

森林は、地球上に住む全生物共有の財産です。耐久性200年以上あるログ住宅を建てることが、100年以上かかる森林の再生を可能とし、 家という財産を子孫に残すことにより、過剰な森林伐採を避け、自然を守るにことに繋がります。今も昔も、ゴミとなるものを極力使用しないエコロジーハウスです

森の再生

伝統工法の「方杖フレーム構法」

ティンバーフレームは、ベント(Bent)と呼ばれる左右の柱、柱同士を繋げる梁、トラス、方杖で構成された一連のフレームと、このベント同士を繋げるベイ(Bay)と呼ばれる梁と方杖で構成されています。

ポスト&ビームのような在来工法で造る木造軸組構法とは異なり、伝統工法の木造軸組構法に似たティンバーフレームは、筋交いや耐力壁を一切使用せずとも容易に建築基準法を合格する高い耐震性と耐久性を持ち合せています。

ハースストーンでは、全てこの「方杖フレーム構法」によってティンバーフレームは構造計算され、日本の建築基準法に合格した耐震性を確立しております。

* 木造軸組構法には、日本で古くから発達してきた伝統工法と、それを簡略化させた在来工法の二種類があります。

方杖フレームの図

ティンバーフレームの価格

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