「森の中の木の家で暮らす」
「大草原の小さな家」のようなログハウス暮らし
ある国道脇の細い一本道を進むと、「おおたかの森」と呼ばれる雑木林の中にダブテイルログハウスが現れる。グレーに塗装された太い角ログの表面は、手斧加工されており、歴史を感じさせる風合いで、屋根に取り付けられたクジラの風見鶏や、デッキのアンティークソファなど、古い物語の世界から出てきたような外観だ。この家で暮らすMさんの小さなころの夢は、本で読んだ「大草原の小さな家」のように、森の中の木の家で動物と暮らすこと。大人になってもその思いは変わらず、ついに実現したのがこの建物だ。
「大草原の小さな家」のようなログハウス暮らし
「ログハウス=丸太小屋」というイメージを払拭
当初、ログハウスという言葉からは「丸太小屋しか想像できなかった」というMさんだが、インターネットで様々な建物を探すうちに行き着いたのが、この角ログで造るダブテイルログハウスだった。「外観も内装も、私のイメージしていたヨーロッパのカントリーハウスに近いものがありました。私が長年温めてきた理想の家の話を真剣に聞いてくれたのが、ハースストーンさんだったんです」と答えてくれたMさんは、現在3匹の犬とハリネズミ、リスに囲まれた賑やかな暮らしだが、「あとはヤギか牛が飼いたいな」と、憧れの木の家での生活に、ますます夢が膨らむMさんでした。
引用元(LOG HOUSE MAGAZINE 2015 1月号 P44)
オーナー様からのレビュー
自分が「どう住むのか」ではなく「どう生きるのか」、私が探していたのは家ではなく、「暮らし」そのものでした。簡素で単純だけれど、血の通った昔ながらの温もりある暮らし。裕福でなくとも、豊かな暮らしは出来るはずです。それは常識を逸脱したものだったかもしれません。けれど、そこに暮らすのは「常識」ではなく「自身」です。常識に捕らわれ、色彩、素材、造りを決めた箱に合わせて暮らすような環境では誰しも心地良い訳がありません。住まいとは人生の伴侶であり、結婚する相手を選ぶのと同等に自身の人生を左右する事だと私は思います。歳月を重ねる程に良い関係を築ける相手。そして、その全ての条件を満たしてくれたのがハースストーンであり、建築士さんの人柄でもありました。私とハースストーンとの出逢いのエピソードをドラマチックに「一目惚れ」などとも語りたいところですが、数あるメーカーから吟味、膨大な量の資料を請求し、建築士さんともミーティングし、それを偶然のようには語れません。しかし、言うならばそれは必然の出逢いであったのだと感じています。
引用元(M様 2014年10月24日)
【ログハウス住宅データ】
- 所在地=埼玉県所沢市
- 敷地面積=356.3㎡
- 延べ床面積=149.9㎡[1階=87.1㎡、2階=62.8㎡/デッキ等=18.7㎡]
- 着工日=2013年12月
- 完成日=2014年9月
- 構法=丸太組み構法(ダブテイルノッチ)
- 使用ログ材=イースタンパイン、ウエスタンヘムロック(サイズ=15.0×35.0cm)
- 基礎=ベタ基礎
- 外部仕上げ[屋根材=シーダーシェイク/建具=木製ドア、木製ペアガラス・サッシ/塗料=USAライフライン(2回塗り)]
- 内部仕上げ[天井材=SPF材/内壁材=USAパーマチンク/床材=オーク古材/塗料=ウレタン(一部、1回塗り)]