ログハウスの階段特集 – ダブテイルログハウス編【パート1】
ダブテイルログハウスのログ階段の中から厳選したデザインを紹介いたします。
Staircase Designs – Dovetail Log Homes Part 1
「ダブテイルログハウスの階段特集」の記事一覧
- ログハウスの階段特集 – ダブテイルログハウス編【パート1】
- ログハウスの階段特集 – ダブテイルログハウス編【パート2】(2024年12月公開予定)
ティンバーライト in オカラ フロリダ州
1981年に作られたこの階段は、典型的なかね折れ階段です。手すりと手すり子には、熟練の職人によるハンドヒューン表面加工が施されており、手作業ならではの温かみと独特の質感が空間全体に趣を加えています。
ブラックシープ牧場 in アルタ ワイオミング州
ログ壁と同系色に塗装された直階段は、空間全体に調和をもたらしながらも洗練された存在感を放っています。手すり子にはアイアン素材が使われており、その無骨で力強い質感が、深みのあるログ板の温かみと見事に対比を成しています。この絶妙なコントラストが、自然素材の優雅さと金属のモダンな要素を融合させ、階段そのものを美しいインテリアの一部として際立たせています。
ボブティンバーレイク in ファウンテンレイク アーカンソー州
構造材として用いられたログ壁と同じ木材で作られたログ階段は、空間全体に統一感と調和をもたらしています。同一素材の使用により、ログの持つ自然の温かみと力強さが階段にも受け継がれ、一体感のあるデザインが実現されています。この統合的な美しさが、居心地の良い落ち着いた雰囲気を創り出しています。
ジャイルズ邸 in ダンドリッジ テネシー州
床面積わずか40㎡のダブテイルログハウスに設置されたスケルトン階段は、限られた空間を最大限に活用するために、巧妙にデザインされています。小さな踏面とやや高めの蹴上を絶妙に組み合わせることで、機能性を保ちながらも、視覚的に圧迫感を与えることなく、空間全体に開放感をもたらしています。この工夫が、狭小空間でも快適さを保ちながら、無駄なく美しい動線を生み出しています。
ピーターソン邸 in コロラド州中部
ダイニングにより多くの光を取り込むため、スケルトン階段の踏み板はあえて小さめに設計されています。このデザインにより、階段が遮る明かりを極力減らし、室内に明るさをもたらし、開放的な雰囲気を作り出しています。光を最大限に活用するための細かな配慮が、空間にさらなる広がりと温かみを与えています。
アウ邸 in アルテジアンレイクス テキサス州
大西洋ハリケーンによって倒れたヒノキを再利用し、手すり柱と手すりとして見事に生まれ変わらせたこの階段は、自然の力と人の手による技術が見事に融合した作品です。自然災害によって倒木した木に新たな生命を吹き込み、空間に唯一無二の存在感を放っています。そのデザインは、無駄なく美しい構造と温もりを与えてくれるとともに、クラフトマンシップを感じる匠な仕上げによって、自然と手仕事の調和を感じさせる特別な階段となっています。