ハーフチューダー様式をモチーフにしたティンバーフレーム in アメリー ウィスコンシン州
米国ウィスコンシン州ポーク郡アメリーに建つティンバーフレーム
The Timber Frame Home – Amery, WI
ミネソタ州最大の都市であるミネアポリスから車で約1時間ほど北東に行った先にあるアメリー。人口3,000人程が暮らすその市に建てられた約12ヘクタールの敷地に建つハーフチェンバー様式をイメージしたティンバーフレームを紹介いたします。
ハーフチューダー様式とは?
ハーフチューダー様式(Half-Timbered Tudor style)は、イギリスの伝統的な建築様式の一つで、16世紀のテューダー朝時代に流行したティンバーフレームのデザインが特徴です。この様式では、木材のフレームが外壁に露出し、その間を漆喰やレンガで埋めることで、独特の格子模様が外観を彩ります。黒い木材のフレームと白い漆喰のコントラストが際立ち、風格ある趣を醸し出します。
現代では、ハーフチューダー様式はイギリスの田園風邸宅やコテージスタイルとして人気があり、欧米の住宅デザインにも広く取り入れられています。
この延床面積約762㎡・ベースメント付き2階建ての建物は、ハーフティンバーの弱点である柱と外壁の間に生じる隙間を解消するために、ティンバーフレームを採用。また、外壁にはハーフティンバーのフレームをべニア板で表現することで、ハーフチューダー様式の趣を巧みに再現しています。